わんだふぉ~!ネトウヨ
2018年10月19日、私がこれまで55年生きてきて、決して忘れる事のない経験をした。
事の発端は、その2日前の10月17日朝、排便後トイレットペーパーに薄赤い血液が付着していた。4か月前に胃内視鏡検査をしていたから、出血の原因は食道・胃・十二指腸からではなく、大腸が原因で間違いないと思った。
下血の場合は炎症が原因の事も珍しくないのだが、こういう時、医師は自分に対してはまず大腸がんから考えてしまう。
病院へ出勤後、ただちに胸部~腹部CT検査を行なった。造影剤は使っていないが、がんらしい影は見当たらない。もちろん、がん転移の所見もなさそうである。
消化器内科医師に相談、2日後に大腸内視鏡検査を行なう事となった。その結果は・・・。
閑話休題。
私のFacebookをフォローされている人や、アメブロ読者登録している人はご存じのように私の本業は救急であるが、救急領域以外の病気の事だけでなく、病気になりにくい予防関連の記事を、出来るだけエビデンスい基づいて投稿してきた。
ここで私個人の健康に対する意識を書いてみる。
#食事
以前は、物凄く健康オタクでマイナスとされるものを出来るだけ摂らないようにしていた。定期的な運動もしているので、一時期体脂肪率を16%台まで落とした・・・実は落としたのではなく落ちてしまったのであった。
ところが、食のマイナスを避ける事を意識してから、1年に1回、ひどい風邪をひくようになり、却って不健康になったのではと思うようになった。
自分で得た結論は、栄養不足!!!
その頃は「質の概念」だけに注目し、「量の概念」に全く注目していなかった。どんなに健康に良いとされる「食」でも、摂り過ぎはその「食」のマイナス要因まで摂り入れる事となる。逆に悪いとされている「食」でも、摂り過ぎなければ健康に影響がないのである。
その後、プロのアスリートやスポーツ有名高校の食事を管理している管理栄養士の元で学んだ。PFCバランスの良い食事を意識して、基礎代謝が20代男性並みの私の身体に合わせたカロリー摂取を心がけるようにした。その結果、ひどい風邪をひかなくなったし、ひき始めでも、スポーツジムで汗を流す事によりすぐに風邪を吹き飛ばしていた。
健康知識・・・それも偏らない正しい知識があるに越した事はないが、『いい加減』→『良い加減』に「食」を意識する事が大切と考えている。
#睡眠
統計的には、7時間が最も長生きできる睡眠時間とされている。
ただし、この時間を毎日維持できるわけではない。せめてサーカディアンリズム(体内時計)を崩さないように、仕事が休みの日でも起床時間は毎日一定にしている。
過去ブログ⇒ 『』
#運動
週3~4回、スポーツジムに行き、格闘技系(Bodycombat)とダンス系(メガダンス)を中心としたスタジオレッスンに参加している。運動は少な過ぎても多過ぎてもいけない。
運動強度は、種目によって「メッツ」という単位で表されるが、理想的には「7.1メッツ」である。1週間の自分の運動時間に当てはめると、ヨガも含めて7.1メッツを少々オーバーしていたが、まずまずであろう。現在の体脂肪率は19%台、BMIは23台である。
過去ブログ⇒ 『』
#サプリ
ネットワーク商品から少々高めのサプリを取り入れている。商品の宣伝目的ではないので商品名は書かないが、その商品の元となっている成分は、医療専用誌『PubMed』にも多数論文が発表
されているようだ。
ただし、私はサプリ宗教なのではなく、そのサプリは食事の代わりでもそして医薬品の代わりでもなく、あくまで「補助食品」として摂っている。
またプロテインも摂っている。これは筋肉をつけるというより、運動により多く使われるタンパク質を補う目的である。
実は、私も既存の医療こそ否定しなかったものの、一時期サプリ宗教だったから、むしろ栄養不足になって年に1回ひどい風邪をひいていたと言える。サプリ宗教者には、既存の医療を否定したり、医療を否定する医師を崇拝、あるいは「食のマイナス」に神経質になる傾向にある。
あれもダメこれもダメといった発信を信じたり、低糖質が素晴らしいと思っている者が少なくない。実は日本人の多くは、食事に対する炭水化物摂取比は50%台と、厚労省が推奨する60%より低く、既に低糖質の食習慣になっている場合が多い。よって他の民族ならともかく、日本民族に関しては今以上低糖質にするとむしろ低栄養になる。
私の場合も、以前はご飯茶碗にサラリと盛る程度の摂取量だったが、定期的な運動をしていたから、それに見合うだけの炭水化物やタンパク質が少なくて栄養不足だった事に気づき、早くにサプリ宗教を脱出できたのだと思う。
低糖質を勧める者は定期的な運動習慣がない者が多い。運動習慣があれば、低糖質など絶対に無理である事は、身をもってわかるはずだ。
#ストレス発散方法
「動的休息」としてジムが中心だが、時々パワースポット巡りもする。「静的休息」として温泉・岩盤浴や酵素風呂に行って、体温を一時的に高めるのが私の方法。
これだけストレス発散方法があれば、まずストレスは溜まらないし、疲れも溜めないで済む。
ここまで読むと、私は病気やがんとは無縁と思われる方も多いかもしれない。
実際、毎年の職場検診では大きな異常は見当たらず、胃内視鏡検査もピロリ菌感染後(現在は治癒)の萎縮性胃炎があるだけだった。若いころにお世話になっていた強い腹痛止めのブスコパンも、最後にいつ内服したか忘れてしまった。
過去ブログ⇒ 『』
ただし、5年間大腸内視鏡検査を受けていなかった。
便秘と下痢を繰り返したり、腹痛を起こす事などなかったし、大腸がんの大きなリスクファクターである便秘とは無縁であった。排便は毎日あるし、1日3回の時もある。正直2Lの下剤を飲むのが嫌だった事もあるが、私は大腸がんとは無縁と思っていた。
▲下血の原因
しか~~し!!!
現実に、血便が出たのである。5年ぶりに大腸内視鏡検査を行なう事となった。現在、大腸内視鏡検査前の下剤は、コスト的な問題から日本ではたった1種類だけらしい。だが、意外とまずくなかった。
下に持参した写真を示す。
無色や茶色い飲み物は、下剤と共に飲んで構わない。アメもOKである。
そして、大人用のおむつも履いた!!!・・・まさか55歳にして履くとは思わなかったが、後で捨てるかと思うと汚れが気にならないので、皆さんにも持参をお勧めしたい。
結果の写真を次に2枚示す。やはり大腸がんだったのか???
一般人の方々は、気持ち悪いかと思うので、写真はスルーして構わない。
↑↑
直腸Rb肛門近傍に発赤した隆起性病変、頂部にびらんあり。一部を生検し病理へ提出。
内視鏡診断名:直腸粘膜脱症候群(MPS)
これは便秘の人が、排便の際にいきみを繰り返す事で、直腸粘膜に炎症を起こす事がある。私は便秘とは程遠いが、そう言えば排便の度にいきんでいたかなあと思った。
・・・と言うのは、医学生時代にベテラン医師から『理想的な便の長さは40cm』と聞いた事があったので、頑張って40cmを目指そうと思っていきむ癖がついていた((+_+))
結果的には、血便の原因はこちらであった。
↑↑
S状結腸に15mmの1型ポリープ(III Lpit)。
内視鏡診断名:大腸絨毛腺腫
拡大画像なので、すご~く大きく見えるが、実際には15mmである。両方ともがんである可能性は低いとの事であった。
ただし大腸ポリープは将来がんになるので、このままポリープを切除する事となった。
実は私の場合、ここからが大変であった。
ポリープを切除するために、まず大腸のこの部位に内視鏡から空気を送り込んで拡張させ、良好な視野を確保する必要がある。
だが、元々胃腸の痛みに敏感な私は、大腸の拡張のため強い腹痛が起きた。ここは痛みを我慢しなければならないのだが、どうしてもお腹に力が入り、肛門から空気が抜けていってしまう。ブスコパンを使って腸の蠕動運動を止めようとしても、腹筋に力を入れてしまい空気が抜けてしまった。
その後、私は生あくびをした。だが、医師も看護師たちも私の生あくびに気づかないので、『生あくびが出ます』と訴えた。
医学的に『生あくび』は要注意である。実際、私の血圧は60mmHgまで下がっていた。脳血流が低下したため生あくびが出るのだ。
その後も何度も生あくびをして、意識はかろうじてあったが内視鏡画面を見る余裕もなかった。しかし最終的には、決して良い視野とは言えない条件の中、施行医師は正常粘膜を含めてポリープを完全に摘出してくれた。
検査終了後、顔面蒼白状態の私はいつもの自分の仕事場の救急外来へ患者としてストレッチャーで移動。血圧の低下は痛みによる迷走神経反射である。点滴をがんがんに負荷し始めすぐに血圧は回復、それと共に私も開眼する余裕が出てきた。
点滴終了後は帰宅可能だったが、血圧が60mmHgまで低下した事もあり、全身特に足先が冷えていた。また下剤の影響がまだ残っており、何より痛みの影響で何もする気が起きなかった。しばらくの間、医局で休んでから帰宅した。
おまけに一時的にせよ免疫力が落ちたからか、翌日から風邪の引き始め症状の倦怠感が出現した。普段滅多に薬をのまない私だが、久々にロキソニンを1日1回、2日間内服した。その後、風邪症状は回復した。ここまでが今回の私の大きな出来事であった。
検査から4日後の10月23日、病理へ提出された検体の組織結果が判明した。
病理の医師から電話があった。ただちに病理室へ向かった。4階の医局から1階の病理室へ行く階段を降りながらドキドキした。
悪性の可能性は低い事は間違いないのだが、万が一悪性所見があったら・・・。もちろん悪性(がん)であっても早期がんであり、完全に摘出されているのだが・・・。手術が必要になったら、当面ジムには行けないなあ・・・。
手術となったら出来れば腹腔鏡で手術をしてほしいけど、体脂肪率19%の私では内臓脂肪がじゃまかなあ・・・。入院前にはうっすらとあるお腹の毛を剃ろうかなあ・・・など、医師は自分にがんの可能性があると、悪いように悪いように考えてしまうものだ。おまけに私の場合、意味不明の事まで考えているし(+_+)
さて結果は・・・
病理医は顕微鏡を一緒に見ながら説明してくれた。
果は良性であった。内視鏡中の診断通りであった。
病理室を出た後、少々ウルっときた。
がんじゃなくて良かった!!!
結果的にがんではなかったが、血便が出て大腸内視鏡検査を行なうまでの2日間、私はがん患者の気持ちになった。
そして大腸内視鏡検査を終えて、思った事が3つあった。
~1つ目~
健診・検診に関する大切さは、これまで何度も発信してきた。そして、がんを発症した人による検診の大切さを訴えたブログも紹介した事がある。
⇒ 『』
だが、自分自身ががんかもしれないという他人事ではない経験をしてみて、本当に早期発見・早期治療は大切だとつくづく思った。今回はがんではなかったが、あと1年遅ければ、もしかしたら大腸がんを発症していたかもしれない。
繰り返すが、まさか私にがんに近い腫瘍ができるなんて、私の記事をフォローされている人は思ってもいなかっただろう。私自身もまさか思っていなかった。大腸がんとは無縁と思っていた。
医学知識と健康知識に詳しければ、がんにならないわけではない!!!
また健康知識を持っていても、「ハードルが高い」「お金がかかり過ぎる」「(アレルギーを除き)むしろ不健康になった」ような知識は、デマか過剰論・理想論であると思うべきだ。
どんなに「健康に良い」「病気になりにくい」「良質なサプリをのんでいる」「免疫力を高める」とされる事を行なっても、体脂肪率やBMIが正常範囲内であっても、そして腸内環境を整えているつもりでも、絶対にがんを発症しないという保証などない。
がんを発症する原因は3つある。
①『家族性大腸ポリポーシス』に代表されるごくわずかな頻度の「遺伝的要因」、②喫煙やウイルス感染などが原因の「環境的要因」は少々頻度が増えるが、③「偶発的要因」・・・つまり遺伝子の突然変異が原因、これが圧倒的に多い。
ちなみに「食」を原因とするがんは、アルコール多飲を除くと1%にも満たないし、逆に何らかの「食」でがんが消える事は非常に稀でしかない。
かつて同じ病院で勤務した事があり、現在はアメリカでがん研究に勤しんでいる医師の記事を添付しておく。上の3つの要因は下のサイトを参照している。一般人にもわかりやすく、医療関係者にも大変勉強になる。
⇒ 『』
過度に神経質にならない健康的な生活は大切だが、それはがん発症を絶対に予防できるものではない。頻度が多いがん検診は、対象年齢が来たら行なう事をお勧めする。
⇊
▲出典『』
ただし、ワンポイントだけ。
胃内視鏡検査は、私もかつて400例ほど施行経験があるが、一定数をこなせば通常観察において施行医の技術にあまり差はない。
だが、大腸内視鏡検査は、施行医の技術に差が出る。口コミなどで上手な医師を探した方が良い。ちなみに私は、胃腸の痛みに敏感な体質のためポリープ摘出中苦しんだが、次回も同じ医師にお願
する。
~2つ目~
胃腸の痛みに敏感な体質のため仕方がないのだが、今回の大腸内視鏡検査では、強い痛みのため、数時間ほど何もやる気が起きなかった。時に痛みは、心までも蝕んでしまう。
薬の多くは対症療法で、確かに根本治療ではない。だが、慢性的な頭痛・腰痛のように、根本的に治す事が困難な痛みもある。
薬のマイナス要因だけを強調して批判したり、あるいはロキソニン否定記事を垂れ流す者がいる。今回、私も強い痛みを経験して改めてわかる・・・彼らは弱い者の立場になれない冷たい人間である。
根本治療が難しい病気も多数ある。一定のレベルを超えたら、たとえ薬が対症療法だとしても、それ以上の合併症を少しでも減らすために必要なのである。頓服のロキソニンで問題があるとしたら、ロキソニンより病状そのものに問題がある場合が多い。
過去ブログ⇒ 『』
慢性的な痛みを持っている人の中には、何にもやる気がなくなってしまう人もいる事だろうし、最悪死にたいと思った事があるかもしれない。医師としても、患者のストレス・・・特に痛みは出来る限りとってあげるべきと改めて思った。
~3つ目~
今回大腸内視鏡検査の準備のため、前日は食事制限、当日は朝・昼と食事抜きであった。自宅に帰ってから、通常通りに食事をした。
炊きたての白いご飯・・・ご飯ってこんなに美味しかったんだ!!!
たった1日しか通常の食事をしなかっただけなのだが、当たり前の白いご飯にとても感激した。
普通っていい!!!、普通って当たり前ではない、感謝すべきだ。
立場は違うが、大規模災害の被災者もきっと「普通っていい」と思った事だろう。
ネット記事では「食」以外に住環境、具体的には「電気(LED、電磁波)」「ガス(IH)」「水道」、更には「医療」などの粗探しをして批判したりクレームをつけるネトウヨ(!?)が非常に多い。
だが当たり前でなくなって初めて分かる。当たり前こそ素晴らしくて、そして感謝するものであると。そしてクレームをつける事が、いかにおろかである事を。
最後に・・・
私はがん患者ではありませんでした。だから、がん告知されたり、現在抗がん剤などのがん治療を継続されている方々からすれば、この記事の内容はちっぽけかもしれません。
確かに抗がん剤治療を続けている人の本当の気持ちに、私はなれない事でしょう。今回、私は早期がんの人の立場に、たった2日間だけなっただけに過ぎません。
だから、このブログは全ての人に伝えられる内容ではなかったと思います。
今、普通の人たちへ・・・
普通である事に感謝し続けてください。今の当たり前に感謝してください。そして生涯普通であり続けるように、健診・検診を受けるようにして下さい。
検査から2ヶ月半経ちました。
私は今、普通です。
あなたは、今年の目標がありますか?
もし決めていなければ、がん検診する事をお勧めします。がん検診で100%がんが見つかるわけではありません。また見落としがある
のも事実です。ですが、検診しなければ、決して早期発見はできません。あなたのご家族のためにも・・・。
ネトウヨ 夢・クリエイション
2018年10月19日、私がこれまで55年生きてきて、決して忘れる事のない経験をした。
事の発端は、その2日前の10月17日朝、排便後トイレットペーパーに薄赤い血液が付着していた。4か月前に胃内視鏡検査をしていたから、出血の原因は食道・胃・十二指腸からではなく、大腸が原因で間違いないと思った。
下血の場合は炎症が原因の事も珍しくないのだが、こういう時、医師は自分に対してはまず大腸がんから考えてしまう。
病院へ出勤後、ただちに胸部~腹部CT検査を行なった。造影剤は使っていないが、がんらしい影は見当たらない。もちろん、がん転移の所見もなさそうである。
消化器内科医師に相談、2日後に大腸内視鏡検査を行なう事となった。その結果は・・・。
閑話休題。
私のFacebookをフォローされている人や、アメブロ読者登録している人はご存じのように私の本業は救急であるが、救急領域以外の病気の事だけでなく、病気になりにくい予防関連の記事を、出来るだけエビデンスい基づいて投稿してきた。
ここで私個人の健康に対する意識を書いてみる。
#食事
以前は、物凄く健康オタクでマイナスとされるものを出来るだけ摂らないようにしていた。定期的な運動もしているので、一時期体脂肪率を16%台まで落とした・・・実は落としたのではなく落ちてしまったのであった。
ところが、食のマイナスを避ける事を意識してから、1年に1回、ひどい風邪をひくようになり、却って不健康になったのではと思うようになった。
自分で得た結論は、栄養不足!!!
その頃は「質の概念」だけに注目し、「量の概念」に全く注目していなかった。どんなに健康に良いとされる「食」でも、摂り過ぎはその「食」のマイナス要因まで摂り入れる事となる。逆に悪いとされている「食」でも、摂り過ぎなければ健康に影響がないのである。
その後、プロのアスリートやスポーツ有名高校の食事を管理している管理栄養士の元で学んだ。PFCバランスの良い食事を意識して、基礎代謝が20代男性並みの私の身体に合わせたカロリー摂取を心がけるようにした。その結果、ひどい風邪をひかなくなったし、ひき始めでも、スポーツジムで汗を流す事によりすぐに風邪を吹き飛ばしていた。
健康知識・・・それも偏らない正しい知識があるに越した事はないが、『いい加減』→『良い加減』に「食」を意識する事が大切と考えている。
#睡眠
統計的には、7時間が最も長生きできる睡眠時間とされている。
ただし、この時間を毎日維持できるわけではない。せめてサーカディアンリズム(体内時計)を崩さないように、仕事が休みの日でも起床時間は毎日一定にしている。
過去ブログ⇒ 『』
#運動
週3~4回、スポーツジムに行き、格闘技系(Bodycombat)とダンス系(メガダンス)を中心としたスタジオレッスンに参加している。運動は少な過ぎても多過ぎてもいけない。
運動強度は、種目によって「メッツ」という単位で表されるが、理想的には「7.1メッツ」である。1週間の自分の運動時間に当てはめると、ヨガも含めて7.1メッツを少々オーバーしていたが、まずまずであろう。現在の体脂肪率は19%台、BMIは23台である。
過去ブログ⇒ 『』
#サプリ
ネットワーク商品から少々高めのサプリを取り入れている。商品の宣伝目的ではないので商品名は書かないが、その商品の元となっている成分は、医療専用誌『PubMed』にも多数論文が発表
されているようだ。
ただし、私はサプリ宗教なのではなく、そのサプリは食事の代わりでもそして医薬品の代わりでもなく、あくまで「補助食品」として摂っている。
またプロテインも摂っている。これは筋肉をつけるというより、運動により多く使われるタンパク質を補う目的である。
実は、私も既存の医療こそ否定しなかったものの、一時期サプリ宗教だったから、むしろ栄養不足になって年に1回ひどい風邪をひいていたと言える。サプリ宗教者には、既存の医療を否定したり、医療を否定する医師を崇拝、あるいは「食のマイナス」に神経質になる傾向にある。
あれもダメこれもダメといった発信を信じたり、低糖質が素晴らしいと思っている者が少なくない。実は日本人の多くは、食事に対する炭水化物摂取比は50%台と、厚労省が推奨する60%より低く、既に低糖質の食習慣になっている場合が多い。よって他の民族ならともかく、日本民族に関しては今以上低糖質にするとむしろ低栄養になる。
私の場合も、以前はご飯茶碗にサラリと盛る程度の摂取量だったが、定期的な運動をしていたから、それに見合うだけの炭水化物やタンパク質が少なくて栄養不足だった事に気づき、早くにサプリ宗教を脱出できたのだと思う。
低糖質を勧める者は定期的な運動習慣がない者が多い。運動習慣があれば、低糖質など絶対に無理である事は、身をもってわかるはずだ。
#ストレス発散方法
「動的休息」としてジムが中心だが、時々パワースポット巡りもする。「静的休息」として温泉・岩盤浴や酵素風呂に行って、体温を一時的に高めるのが私の方法。
これだけストレス発散方法があれば、まずストレスは溜まらないし、疲れも溜めないで済む。
ここまで読むと、私は病気やがんとは無縁と思われる方も多いかもしれない。
実際、毎年の職場検診では大きな異常は見当たらず、胃内視鏡検査もピロリ菌感染後(現在は治癒)の萎縮性胃炎があるだけだった。若いころにお世話になっていた強い腹痛止めのブスコパンも、最後にいつ内服したか忘れてしまった。
過去ブログ⇒ 『』
ただし、5年間大腸内視鏡検査を受けていなかった。
便秘と下痢を繰り返したり、腹痛を起こす事などなかったし、大腸がんの大きなリスクファクターである便秘とは無縁であった。排便は毎日あるし、1日3回の時もある。正直2Lの下剤を飲むのが嫌だった事もあるが、私は大腸がんとは無縁と思っていた。
▲下血の原因
しか~~し!!!
現実に、血便が出たのである。5年ぶりに大腸内視鏡検査を行なう事となった。現在、大腸内視鏡検査前の下剤は、コスト的な問題から日本ではたった1種類だけらしい。だが、意外とまずくなかった。
下に持参した写真を示す。
無色や茶色い飲み物は、下剤と共に飲んで構わない。アメもOKである。
そして、大人用のおむつも履いた!!!・・・まさか55歳にして履くとは思わなかったが、後で捨てるかと思うと汚れが気にならないので、皆さんにも持参をお勧めしたい。
結果の写真を次に2枚示す。やはり大腸がんだったのか???
一般人の方々は、気持ち悪いかと思うので、写真はスルーして構わない。
↑↑
直腸Rb肛門近傍に発赤した隆起性病変、頂部にびらんあり。一部を生検し病理へ提出。
内視鏡診断名:直腸粘膜脱症候群(MPS)
これは便秘の人が、排便の際にいきみを繰り返す事で、直腸粘膜に炎症を起こす事がある。私は便秘とは程遠いが、そう言えば排便の度にいきんでいたかなあと思った。
・・・と言うのは、医学生時代にベテラン医師から『理想的な便の長さは40cm』と聞いた事があったので、頑張って40cmを目指そうと思っていきむ癖がついていた((+_+))
結果的には、血便の原因はこちらであった。
↑↑
S状結腸に15mmの1型ポリープ(III Lpit)。
内視鏡診断名:大腸絨毛腺腫
拡大画像なので、すご~く大きく見えるが、実際には15mmである。両方ともがんである可能性は低いとの事であった。
ただし大腸ポリープは将来がんになるので、このままポリープを切除する事となった。
実は私の場合、ここからが大変であった。
ポリープを切除するために、まず大腸のこの部位に内視鏡から空気を送り込んで拡張させ、良好な視野を確保する必要がある。
だが、元々胃腸の痛みに敏感な私は、大腸の拡張のため強い腹痛が起きた。ここは痛みを我慢しなければならないのだが、どうしてもお腹に力が入り、肛門から空気が抜けていってしまう。ブスコパンを使って腸の蠕動運動を止めようとしても、腹筋に力を入れてしまい空気が抜けてしまった。
その後、私は生あくびをした。だが、医師も看護師たちも私の生あくびに気づかないので、『生あくびが出ます』と訴えた。
医学的に『生あくび』は要注意である。実際、私の血圧は60mmHgまで下がっていた。脳血流が低下したため生あくびが出るのだ。
その後も何度も生あくびをして、意識はかろうじてあったが内視鏡画面を見る余裕もなかった。しかし最終的には、決して良い視野とは言えない条件の中、施行医師は正常粘膜を含めてポリープを完全に摘出してくれた。
検査終了後、顔面蒼白状態の私はいつもの自分の仕事場の救急外来へ患者としてストレッチャーで移動。血圧の低下は痛みによる迷走神経反射である。点滴をがんがんに負荷し始めすぐに血圧は回復、それと共に私も開眼する余裕が出てきた。
点滴終了後は帰宅可能だったが、血圧が60mmHgまで低下した事もあり、全身特に足先が冷えていた。また下剤の影響がまだ残っており、何より痛みの影響で何もする気が起きなかった。しばらくの間、医局で休んでから帰宅した。
おまけに一時的にせよ免疫力が落ちたからか、翌日から風邪の引き始め症状の倦怠感が出現した。普段滅多に薬をのまない私だが、久々にロキソニンを1日1回、2日間内服した。その後、風邪症状は回復した。ここまでが今回の私の大きな出来事であった。
検査から4日後の10月23日、病理へ提出された検体の組織結果が判明した。
病理の医師から電話があった。ただちに病理室へ向かった。4階の医局から1階の病理室へ行く階段を降りながらドキドキした。
悪性の可能性は低い事は間違いないのだが、万が一悪性所見があったら・・・。もちろん悪性(がん)であっても早期がんであり、完全に摘出されているのだが・・・。手術が必要になったら、当面ジムには行けないなあ・・・。
手術となったら出来れば腹腔鏡で手術をしてほしいけど、体脂肪率19%の私では内臓脂肪がじゃまかなあ・・・。入院前にはうっすらとあるお腹の毛を剃ろうかなあ・・・など、医師は自分にがんの可能性があると、悪いように悪いように考えてしまうものだ。おまけに私の場合、意味不明の事まで考えているし(+_+)
さて結果は・・・
病理医は顕微鏡を一緒に見ながら説明してくれた。
果は良性であった。内視鏡中の診断通りであった。
病理室を出た後、少々ウルっときた。
がんじゃなくて良かった!!!
結果的にがんではなかったが、血便が出て大腸内視鏡検査を行なうまでの2日間、私はがん患者の気持ちになった。
そして大腸内視鏡検査を終えて、思った事が3つあった。
~1つ目~
健診・検診に関する大切さは、これまで何度も発信してきた。そして、がんを発症した人による検診の大切さを訴えたブログも紹介した事がある。
⇒ 『』
だが、自分自身ががんかもしれないという他人事ではない経験をしてみて、本当に早期発見・早期治療は大切だとつくづく思った。今回はがんではなかったが、あと1年遅ければ、もしかしたら大腸がんを発症していたかもしれない。
繰り返すが、まさか私にがんに近い腫瘍ができるなんて、私の記事をフォローされている人は思ってもいなかっただろう。私自身もまさか思っていなかった。大腸がんとは無縁と思っていた。
医学知識と健康知識に詳しければ、がんにならないわけではない!!!
また健康知識を持っていても、「ハードルが高い」「お金がかかり過ぎる」「(アレルギーを除き)むしろ不健康になった」ような知識は、デマか過剰論・理想論であると思うべきだ。
どんなに「健康に良い」「病気になりにくい」「良質なサプリをのんでいる」「免疫力を高める」とされる事を行なっても、体脂肪率やBMIが正常範囲内であっても、そして腸内環境を整えているつもりでも、絶対にがんを発症しないという保証などない。
がんを発症する原因は3つある。
①『家族性大腸ポリポーシス』に代表されるごくわずかな頻度の「遺伝的要因」、②喫煙やウイルス感染などが原因の「環境的要因」は少々頻度が増えるが、③「偶発的要因」・・・つまり遺伝子の突然変異が原因、これが圧倒的に多い。
ちなみに「食」を原因とするがんは、アルコール多飲を除くと1%にも満たないし、逆に何らかの「食」でがんが消える事は非常に稀でしかない。
かつて同じ病院で勤務した事があり、現在はアメリカでがん研究に勤しんでいる医師の記事を添付しておく。上の3つの要因は下のサイトを参照している。一般人にもわかりやすく、医療関係者にも大変勉強になる。
⇒ 『』
過度に神経質にならない健康的な生活は大切だが、それはがん発症を絶対に予防できるものではない。頻度が多いがん検診は、対象年齢が来たら行なう事をお勧めする。
⇊
▲出典『』
ただし、ワンポイントだけ。
胃内視鏡検査は、私もかつて400例ほど施行経験があるが、一定数をこなせば通常観察において施行医の技術にあまり差はない。
だが、大腸内視鏡検査は、施行医の技術に差が出る。口コミなどで上手な医師を探した方が良い。ちなみに私は、胃腸の痛みに敏感な体質のためポリープ摘出中苦しんだが、次回も同じ医師にお願
する。
~2つ目~
胃腸の痛みに敏感な体質のため仕方がないのだが、今回の大腸内視鏡検査では、強い痛みのため、数時間ほど何もやる気が起きなかった。時に痛みは、心までも蝕んでしまう。
薬の多くは対症療法で、確かに根本治療ではない。だが、慢性的な頭痛・腰痛のように、根本的に治す事が困難な痛みもある。
薬のマイナス要因だけを強調して批判したり、あるいはロキソニン否定記事を垂れ流す者がいる。今回、私も強い痛みを経験して改めてわかる・・・彼らは弱い者の立場になれない冷たい人間である。
根本治療が難しい病気も多数ある。一定のレベルを超えたら、たとえ薬が対症療法だとしても、それ以上の合併症を少しでも減らすために必要なのである。頓服のロキソニンで問題があるとしたら、ロキソニンより病状そのものに問題がある場合が多い。
過去ブログ⇒ 『』
慢性的な痛みを持っている人の中には、何にもやる気がなくなってしまう人もいる事だろうし、最悪死にたいと思った事があるかもしれない。医師としても、患者のストレス・・・特に痛みは出来る限りとってあげるべきと改めて思った。
~3つ目~
今回大腸内視鏡検査の準備のため、前日は食事制限、当日は朝・昼と食事抜きであった。自宅に帰ってから、通常通りに食事をした。
炊きたての白いご飯・・・ご飯ってこんなに美味しかったんだ!!!
たった1日しか通常の食事をしなかっただけなのだが、当たり前の白いご飯にとても感激した。
普通っていい!!!、普通って当たり前ではない、感謝すべきだ。
立場は違うが、大規模災害の被災者もきっと「普通っていい」と思った事だろう。
ネット記事では「食」以外に住環境、具体的には「電気(LED、電磁波)」「ガス(IH)」「水道」、更には「医療」などの粗探しをして批判したりクレームをつけるネトウヨ(!?)が非常に多い。
だが当たり前でなくなって初めて分かる。当たり前こそ素晴らしくて、そして感謝するものであると。そしてクレームをつける事が、いかにおろかである事を。
最後に・・・
私はがん患者ではありませんでした。だから、がん告知されたり、現在抗がん剤などのがん治療を継続されている方々からすれば、この記事の内容はちっぽけかもしれません。
確かに抗がん剤治療を続けている人の本当の気持ちに、私はなれない事でしょう。今回、私は早期がんの人の立場に、たった2日間だけなっただけに過ぎません。
だから、このブログは全ての人に伝えられる内容ではなかったと思います。
今、普通の人たちへ・・・
普通である事に感謝し続けてください。今の当たり前に感謝してください。そして生涯普通であり続けるように、健診・検診を受けるようにして下さい。
検査から2ヶ月半経ちました。
私は今、普通です。
あなたは、今年の目標がありますか?
もし決めていなければ、がん検診する事をお勧めします。がん検診で100%がんが見つかるわけではありません。また見落としがある
のも事実です。ですが、検診しなければ、決して早期発見はできません。あなたのご家族のためにも・・・。
ネトウヨの口コミ情報やレビューを紹介、貴方に合う商品を楽天で探しましょう
左っ派な野党とか、左っ派な連中とか・・・・そもそも普通の方は区別する気がない。
人数が多かろうが少なかろうが、ゴミクズ政党やゴミクズな連中に、違いはないでしょ。
興味はないし、期待できないし、嫌いだし、おまけに殆ど不潔なんだもんね。
がははー
ーーーーーーーーーーーーーー
日本共産党@jcp_cc
心当たりのある人は気をつけて下さいね。
「もはやネット民は中核も革マルも共産党も赤軍も区別のつかないレベルの人が大半」
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ネットでもいろいろ言われてます。
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区別する必要ないだろ
善良な市民にとっては爆弾魔も警官殺しも銀行強盗も内ゲバ殺人犯も みな平等に忌避すべきものだ
ハートトマン先任軍曹殿もそう言っておられたからな!
学生運動をやっていた連中にとっては区別が明らかなので、ネトウヨの無知を笑っているんですよ。
例えるならフランス人が「日本人も中国人も韓国人も区別つかねえよ」と言ってるようなもん。
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ネットの方も、区別して考えるのは、無理というか面倒な様です。
中核も革マルも共産党も赤軍も、区別をつける必要が無いんでしょう。
中核や革マル赤軍は明らかに、暴力革命を目指してますけど、共産党は表立ってやってないというだけ。
その代わり、社青同という組織に、暴力を任せてるじゃないですか。
つまり共産党のほうがそれだけ、やり方が汚いだけですわ。
その共産党が、新年から何を言ってるんですかね?
がははー
一言
中核も革マルも共産党も赤軍も、日本や日本国民には不要です。
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頑張れ日本!●
日本人に生まれてよかった!
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