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(大阪駅のポスター作成の為、撮影にいってきました)

今年の12月から2月の下旬迄は飲食店の２店舗目出店を急ぎながら、なぜ会社の運営サイドが簡単な経営が出来ないかを模索していました。

スポーツでも集団生活でも、感覚以外の部分を使って勉強をして報われた経験がないから、ひたすら考え事をして物事を府に落としたのちに受けれるメリット沢山あるという事を知らない。よって新しい学びを認知しようというアンテナを張っていない。そしてなによりも会社内の各事業の責任者全員にグループが所有する多事業の収益が還元されるという共産的な仕組みを役職全員に設定してしまった事で、どうしても他力本願になってしまう人間が出てくるというところが役職の運営意識の怠慢の原因でした。

そして今日の記事のタイトルでもある限界効用の概念を各自が府に落としていないという事も簡単な経営が出来ない大きな原因の一つだったと思います。

営業で稼ぐにも経営で稼ぐにも必ず必要になってくるこの「限界効用」の概念を説明していきます。

大前提として、「物理空間は限界効用が働く」「情報空間は限界効用を更新出来る」という事を知っておいて下さい。

限界効用の概念を知らないと起業して必ず3年以内に70%の確率で廃業し、10年以内に90%の確率で廃業するハメになります。

営業をしている人であればお客さんに愛想を尽かされる頻度も特段早くなってしまいます。

この限界効用というものは簡単に言えば「飽き」に近いイメージです。対象者を飽きさせないように新しい何かに対する臨場感で頭をいっぱいにさせ続けなければいけません。

この限界効用を知るかどうかと限界効用の働きを阻止するかどうかで生涯賃金は余裕で億単位で変わってくると思いますし、何かとしたい事が出来る人生になります。

分かりやすい日常の例で言うと、例えば女性が「好みのイケメン」と飲み会で知り合った時に「あっイケメンだ」と思ってそのイケメンの存在を認知した瞬間の限界効用の定量は「0」でここから必ず「≧」(だいなりいこーる)の等式で100に向かって飽きが生じていきます。(定量が100に到達するとこの女性はイケメンに興味がなくなります。)これは物理空間上では100%限界効用が該当するというのに基づいた上で、イケメン(顔)=物理空間が該当するというのを知っておく事が重要です。

同じ物に対する限界効用の基本等式は必ず「≧」ですので、必ずその時良いと思った感情よりも後々の方が冷めるか、もしくは同等のままの感情が交錯する事になります。そのイケメンがイケメンという理由だけで女性がテンションが上がっているとすれば、その臨場感は100%時間と共に薄れてく訳です。

大学授業のミクロ経済学に出てくる限界効用の例えですが、「二杯目のビールは一杯目のビールのうまさに勝てない。」というのもまた分かり易い表現だと思います。

イケメンを見てから1時間が経過すれば1時間前の方がかっこいいと思ってるか同等の感情、一年が経っていれば基本的には一年前の方がかっこいいと思っている訳です。一年の歳月を費やせば同等のままの可能性はまずないでしょう。

しかし、今回の例えではより深く限界効用に触れてもらう為にこの女性とイケメンが交際して後に結婚したと仮定します。

交際すれば会う頻度も増えてしまう為、必ず物理空間上では限界効用が働き、イケメンの容姿にテンションが上がる事もなくなって、一緒にいてもドキドキする感情は薄れていきます。

結婚なんてしてしまえば限界効用は異常値に達する為、時間が経過する毎に物理空間上での「好き」はなくなっていきます。

同性との人間関係でも異性との人間関係でも関係を円滑に進めるためには「限界効用が働いていていると危険」という事です。

念を押しておきますが、同じ物理空間上で限界効用が働かない可能性は100%ありえません。

大昔から現代迄の間、変わらない愛を唄った歌に人々が熱狂し続ける理由は「変わらない愛を実感した事がないからです。」つまり、先程の例の通り限界効用を更新し続ける事はほぼ100%不可能な為、変わらない愛を実感した人はほぼ100%いないという事。そのメロディに限界効用が発生したとしても、変わらない愛を唄った歌には限界効用が発生しない。つまり様々なメロディの同じような歌がとても長い間支持される訳です。

しかし、先程の例の結婚ではいつまで経ってもお互いを愛している夫婦がたまにいます。

これは一見限界効用を無視しているかのようにも見えます。

物理空間はその物理世界が変化し続けない限り必ず100の定量(ゲームオーバー)に近づいていきます。

自分の顔が相手が飽きる寸前で変形する事なんてありえないので、物理空間の限界効用を唯一遅らせる方法と言えば「会う場所を変えまくる」「私服を変えまくる」「友人を紹介しまくる」くらいでしょう。

ではなぜ物理空間の上では遅らせる事しか出来ない限界効用があるにも関わらず「旦那を愛し続けている人がこの世にいるのか。」

答えは簡単で「物理空間ではない世界、情報空間に臨場感を感じており、100に近づいた定量が連続的に0に更新され続けているという事です。」

例えば「結婚制度」を美化した映画やドラマを放送する事によって「旦那」という肩書きが「浮気」に対する罪悪感を微量に高めたり「自分が結婚相手に選んだから好きが続かないのは嫌」という感情が「意識」に働きかける為、物理空間ではなく情報空間上で定量が100に向かうのを良い意味で邪魔します。

情報空間は唯一限界効用が働かないのです。

つまり、もし日本の民法連の規定で結婚して幸せをアピールするドラマの放送が禁止され、更に離婚がオシャレかのようなドラマが流れた場合はとてつもない量の夫婦が爆発的に離婚するということです。

こんな事はありえませんが、理論上はそうなります。

ちなみに「華やかな結婚式」は景色を変えて更に感情を高ぶら�
�る為、物理空間にも情報空間にも訴え掛ける事が可能なのでかなり効果的だと思います。

もし本当に心から誰かに自分の事を一生好きでいて欲しい場合は、限界効用に従えばこう判断せざる得ません。

「結婚しない事」もしくは「お金を持ってから結婚する事」

じゃないと幸せな結果は招きません。

なぜお金を持ってからの結婚はアリかと言うと、お金があれば物理空間そのものを変える事が出来るからです。

一緒に住んでいる「家」室内の「家具」、着ている「服」、出掛ける「場所」、毎日の「食事」、などの同じ事を繰り返しで限界効用が作用してしまう日常の物理空間のレパートリーを頻度多く変え続ける事が出来るからです。

ビジネスでも同じです。

大企業が何回も「オフィスの移動」もしくは「人事を移動させて別のオフィスや部署で働かせる」というのや、中小企業が「模様替えをする」飲食店が「内装を変える」のも同じ効力があります。

僕の会社で言えばオフィスを移動しまくるのは費用が掛かるので、現在の最良は「人をリクルート(入社)させまくる事」だと思っています。既存の従業員の物理空間の定量が100に到達するのを阻止して0に更新し続ける為に物理空間(従業員が普段見る他の従業員やオフィスの内装(模様替え程度))を頻繁に行って事業を円滑に進めようと思っています。

アップル社のiPhoneが物理空間と情報空間の限界効用の作用を避け続ける為に、とってつけたような新機能や、使いづらいと思えるようなデザインに変え続けて利用者の定量が100になるのを阻止しています。サッカー好きには分かるかと思いますが、ウイイレがシリーズが変わる毎に異常に操作性が変わるのも同じ事が言えます。

これらは全て「改良」に見せかけた「変形」なのです。

心理学で言うところのロミオとジュリエット効果の数学的解法がこのような限界効用を用いた説明になります。

「限界効用の定量が100になった時に従業員は退社して、100に近づいた時に成績が継続して低迷する」

その営業活動自体で変化を感じれない従業員には運営者がアクションを起こさなければ従業員は毎日職場の景色、つまり物理空間を視覚で捉えているだけになるので、オフィスの内装が変わったりしない限りは「定量は限界値に向かってゆく」という事です。

資本力がある会社は物理空間そのものを変えるという大技をします。オフィスを数年スパンで移動したり内装を変えたりです。

牛丼チェーンが新メニューを提供し続ける理由と同じです。

優秀な定員100名の会社は常に120名を常備して更に求人を掛け続けているのです。

ようするに「全ての物理空間には限界効用が必ず働く」という事と「情報空間では限界効用を0に戻せる」という事さえ認識していれば「不可避な停滞が訪れづらくなる」という事

限界効用というのは断片的に訪れてくるのではなく、日常で絶えず連続的に働いているものなので、会社に入社したての従業員の感情は従業員の性格に関わらず、運営側がアクションを全く起こさなければ必ず「入社時の初期衝動≧入社後の感情」になっていくという事です。

つまり従業員の情報空間に訴えかけて定量を0に戻す事をせずにただ毎日が過ぎ去るのを傍観していると、100%従業員は退社に向かってゆくという事です。

僕は限界効用の概念をしらなければ、財力や正確な倫理観を育てる事が出来ずに、他の20代、30代と同じような人生を生きていたと思います。

サラリーマンにおさまって我慢の美学に走って、妥協した嫁と結婚して、こそこそ浮気をしながら養育費に圧迫を感じながらも小さな幸せを見つけて自己肯定する人生です。