バスケを満足価格で楽天市場で探そう

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愛の力って、凄いね
もう、そんな事言わないの!
だって、初めての模試で、満点だよ?たしかに、範囲は狭いらしいけど、俺だったら、あり得ないよ
トクマンは、敬愛する先輩の偉業に、感心しながらも、
『人間じゃないな』
とも思う。
今の彼が、『本気』なら、これまで成均館大創立以来の天才と呼ばれていたバスケ部時代は、一体何だったのか?
あの時でも、既に、ヨンに並ぶべき者が居なかったと言うのに、全力で走り始めた彼に、誰が追いつくと言うのか?
「先輩のポテンシャルにもビックリだけど、それだけやる気にさせるねーさんを、誇りに思うよ」
神妙に頷く弟に、ウンスは、恥ずかしさしか感じない。
「その話は、もう、おしまい!ほら、ケーキ、傾けないで!」
チェ家の玄関先で、仲の良い姉弟は、少々緊張気味だった。
一泊お泊まりセットを1つのリュックに詰め込み、背中に負わされたトクマンは、手に持つ箱の水平を保つように、姿勢を正す。
中身は、モンブラン、紅茶シフォン、レモンパイ、フルーツたっぷりのゼリーなど、人数分以上のケーキがたっぷりと入っていた。
一宿一飯の恩義。
と言うには、あまりにも甘く可愛いお礼の品だが、甘い物好きのトクマンに選ばせたら、こんな風になってしまった。
「じゃぁ、押すわよ」
正門に付けられたインターフォンのスイッチを、ウンスが押そうとしたのと、門が開いたのは、同時だった。
「「わっ!」」  
二人して仰け反る姉弟の目の前には、申し訳なさそうな顔のアジュマ。
「申しございません。その・・・奥様が、見てこいと・・・」
ウンス達の到着が待ちきれないジャオクは、頻繁にアジュマに問うたらしい。
『まだ、来ないの?』
約束の時間まで、まだ、十分前。
でも、アジュマは、もう六回は、玄関を見に来ていた。
「どうぞ、中へ」
外玄関を開けると、中には、程よい広さの芝生が敷かれた庭。
ジャオクが家に居ても景色が楽しめるように、ウォンジクが、庭師に手入れをさせている。
石畳の小道を真っ直ぐ抜けると、内玄関。
ドアを開けると、奥から、
「来てた?」
とジャオクの声がする。
「来ました」
トクマンが返事をすると、パタパタとスリッパで走る音が聞こえた。
「待ってたわー」
小走りに駆け寄ると、ジャオクは、ウンスの両手を握って、上下に振った。
「今晩は、アジュマが、たーくさんご飯を作ってくれたから、いーっぱい食べてね」 
「あ、ありがとうございます」
ダイエット、ダイエットと叫ぶ今時女子と違い、ウンスは、モリモリ食べる。
それで太らないのだから、余程体を動かしているのだろう。
ただ、面と向かって大食漢だと言われているようで、ウンスは、少し恥ずかしかった。
「俺も、たーくさん頂きますね!これ、お土産のケーキです。これも、いーっぱい買ってきました」
ニコニコ笑いながら、箱を持ち上げて見せるトクマンに、益々ジャオクの顔が綻ぶ。
「トクマン君の食べっぷりが、又、見られて嬉しいわぁ」
「ありがとうございます!ケーキ、台所まで持っていきますね」
トクマンは、スタスタと、勝手にキッチンへと消えてしまった。
残されたウンスは、
「ウンスちゃんは、こっち!」
ジャオクに手を引かれて、居間へと強制的に連れて行かれる。
フフフフフ
アジュマは、微笑みながら内玄関を閉めた。
また、この家に、太陽が帰ってきた。
かっ、可愛い!
でしょー、そうでしょー、もう、本当、女の子かと思うくらいでしょー
ジャオクは、自慢げにヨンの幼い日の写真をウンスに見せた。
クリクリお目目に、プックリしたホッペと唇。
フワッと風に揺れる髪が、今にも動き出しそうで、ウンスは、そっと写真に触れた。
「私は、体が弱いから、なかなかヨンと遊んであげられなかったの。だから、せめて、写真に残してあげたいって思ってね」
ジャオクは、元々センスがあるのだろう。
構図が、プロ並みに上手い。
そこに、子どもへの愛情と、被写体の愛らしさが加われば、鬼に金棒だ。
どのページをめくっても、可愛いヨンしか出てこない。
それが、居間に、何十冊も溢れかえっている。
ただ、残念なのは、小学校に上がってからは、入学式、運動会、卒業式くらい。
日常のヨンは、どんどん少年から青年になり、母親のカメラに向かって笑う事は無くなっていた。
「将来・・・ウンスちゃんとヨンの間に子供が生まれたら、私が撮ってあげますからね」
「・・・・はぃ」
ウンスにとって、結婚などと言うのは、まだずっと先で、現実味のないもの。
でも、ヨン以外の男性も考えられない。
ウンスが、薄っすらと頬を赤く染めて頷く姿に、ジャオクは、何度も何度も頷いた。
つづく
ヨンの赤ちゃん時代・・・たまらん。

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もう、そんな事言わないの!
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トクマンは、敬愛する先輩の偉業に、感心しながらも、
『人間じゃないな』
とも思う。
今の彼が、『本気』なら、これまで成均館大創立以来の天才と呼ばれていたバスケ部時代は、一体何だったのか?
あの時でも、既に、ヨンに並ぶべき者が居なかったと言うのに、全力で走り始めた彼に、誰が追いつくと言うのか?
「先輩のポテンシャルにもビックリだけど、それだけやる気にさせるねーさんを、誇りに思うよ」
神妙に頷く弟に、ウンスは、恥ずかしさしか感じない。
「その話は、もう、おしまい!ほら、ケーキ、傾けないで!」
チェ家の玄関先で、仲の良い姉弟は、少々緊張気味だった。
一泊お泊まりセットを1つのリュックに詰め込み、背中に負わされたトクマンは、手に持つ箱の水平を保つように、姿勢を正す。
中身は、モンブラン、紅茶シフォン、レモンパイ、フルーツたっぷりのゼリーなど、人数分以上のケーキがたっぷりと入っていた。
一宿一飯の恩義。
と言うには、あまりにも甘く可愛いお礼の品だが、甘い物好きのトクマンに選ばせたら、こんな風になってしまった。
「じゃぁ、押すわよ」
正門に付けられたインターフォンのスイッチを、ウンスが押そうとしたのと、門が開いたのは、同時だった。
「「わっ!」」  
二人して仰け反る姉弟の目の前には、申し訳なさそうな顔のアジュマ。
「申しございません。その・・・奥様が、見てこいと・・・」
ウンス達の到着が待ちきれないジャオクは、頻繁にアジュマに問うたらしい。
『まだ、来ないの?』
約束の時間まで、まだ、十分前。
でも、アジュマは、もう六回は、玄関を見に来ていた。
「どうぞ、中へ」
外玄関を開けると、中には、程よい広さの芝生が敷かれた庭。
ジャオクが家に居ても景色が楽しめるように、ウォンジクが、庭師に手入れをさせている。
石畳の小道を真っ直ぐ抜けると、内玄関。
ドアを開けると、奥から、
「来てた?」
とジャオクの声がする。
「来ました」
トクマンが返事をすると、パタパタとスリッパで走る音が聞こえた。
「待ってたわー」
小走りに駆け寄ると、ジャオクは、ウンスの両手を握って、上下に振った。
「今晩は、アジュマが、たーくさんご飯を作ってくれたから、いーっぱい食べてね」 
「あ、ありがとうございます」
ダイエット、ダイエットと叫ぶ今時女子と違い、ウンスは、モリモリ食べる。
それで太らないのだから、余程体を動かしているのだろう。
ただ、面と向かって大食漢だと言われているようで、ウンスは、少し恥ずかしかった。
「俺も、たーくさん頂きますね!これ、お土産のケーキです。これも、いーっぱい買ってきました」
ニコニコ笑いながら、箱を持ち上げて見せるトクマンに、益々ジャオクの顔が綻ぶ。
「トクマン君の食べっぷりが、又、見られて嬉しいわぁ」
「ありがとうございます!ケーキ、台所まで持っていきますね」
トクマンは、スタスタと、勝手にキッチンへと消えてしまった。
残されたウンスは、
「ウンスちゃんは、こっち!」
ジャオクに手を引かれて、居間へと強制的に連れて行かれる。
フフフフフ
アジュマは、微笑みながら内玄関を閉めた。
また、この家に、太陽が帰ってきた。
かっ、可愛い!
でしょー、そうでしょー、もう、本当、女の子かと思うくらいでしょー
ジャオクは、自慢げにヨンの幼い日の写真をウンスに見せた。
クリクリお目目に、プックリしたホッペと唇。
フワッと風に揺れる髪が、今にも動き出しそうで、ウンスは、そっと写真に触れた。
「私は、体が弱いから、なかなかヨンと遊んであげられなかったの。だから、せめて、写真に残してあげたいって思ってね」
ジャオクは、元々センスがあるのだろう。
構図が、プロ並みに上手い。
そこに、子どもへの愛情と、被写体の愛らしさが加われば、鬼に金棒だ。
どのページをめくっても、可愛いヨンしか出てこない。
それが、居間に、何十冊も溢れかえっている。
ただ、残念なのは、小学校に上がってからは、入学式、運動会、卒業式くらい。
日常のヨンは、どんどん少年から青年になり、母親のカメラに向かって笑う事は無くなっていた。
「将来・・・ウンスちゃんとヨンの間に子供が生まれたら、私が撮ってあげますからね」
「・・・・はぃ」
ウンスにとって、結婚などと言うのは、まだずっと先で、現実味のないもの。
でも、ヨン以外の男性も考えられない。
ウンスが、薄っすらと頬を赤く染めて頷く姿に、ジャオクは、何度も何度も頷いた。
つづく
ヨンの赤ちゃん時代・・・たまらん。


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【ササナbot】黒子のバスケにドはまり中~♪\(^o^)/黒子様かっこ良すぎ~♪

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