人生に多くのことを求める人へ、プロテア。
昨夜の駆け込みドクターでご紹介した
血管若返り成分LTP
凄い反響でびっくりです
そこで詳細をお伝えします!!
ブルーチーズ以外に,どんなチーズに多いのかなどは追ってご紹介しますね~
レシピも...
今回は,LTPについてお伝えします
ちょっとお硬い表現になりますが,後興味ある方はお読みくださいね
1. LTP(ラクトトリペプチド)
Lactotripeptides
1) 「ラクトトリペプチド」の効果
これまでの研究により、
・ 血圧降下作用
・ 血管機能改善作用(血管柔軟性改善、血管内皮機能改善、血管プラーク形成抑制)が確認されている。
「ラクトトリペプチド」とは
乳タンパク質由来の2つのトリペプチド(Val-Pro-Pro, Ile-Pro-Pro)を総称して、「ラクトトリペプチド」と呼んでいる。乳酸菌発酵の過程で、乳酸菌の持つ酵素(プロテアーゼ)により、乳タンパク質(カゼイン)がペプチドやアミノ酸に分解され、その際に「ラクトトリペプチド」(Val-Pro-Pro, Ile-Pro-Pro)も産生される。現在は、乳酸菌発酵の他に、食品用の酵素を用いた製法も確立している。
働きの詳細・作用
「ラクトトリペプチド」は血圧上昇に中心的な役割を果たすアンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害する作用がある。また、高血圧モデルラットを用いた試験において、経口摂取による降圧作用、大動脈のACE活性低下作用が確認され、更に大動脈から「ラクトトリペプチド」が検出された。従って、「ラクトトリペプチド」が体内に吸収され、血管に到達し、ACE活性を阻害することにより降圧作用を示すことが推察されている。また、「ラクトトリペプチド」は血管拡張作用や血管保護作用を有するNO(一酸化窒素)の産生を促進することが確認されており、その結果、血管機能改善作用を示すと考えられている。
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プロテアが何故ヤバいのか
プロテア あなたの、あしたを、あたらしく
2月26日新規医薬品が薬価収載され、少しずつ発売が開始されています。
新規薬価収載品目はこちら。
(閲覧するには登録が必要です)
全ての薬剤についてここに書きませんが(苦笑)、
主に「服薬指導のエッセンス」掲載表に関係するものについて書いていこうと思っています。
ここで取り上げるのは、新規C型肝炎治療薬のエプクルーサ。
(閲覧するには登録が必要です)
どういうメカニズムで効くかは、私の担当分野でないので、ここでは触れません(苦笑)。
ソホスブビル400mgとベルパタスビル100mgの合剤です。
【効能・効果】
前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
ポイントは、C型非代償性肝硬変に適応のある唯一の薬剤ということ。
(参考)
腹水・黄疸・下腿浮腫・肝性脳症などの肝機能の低下・門脈圧亢進症による症状が、いずれも見られない場合を代償性肝硬変、一つでも見られる場合を非代償性肝硬変と言います。
つまり、非代償性肝硬変とは、かなり進行した肝硬変ということですね(すごくザックリと表現)。
これまでのC型肝炎治療薬の適応は、「C型慢性肝炎」か「C型代償性肝硬変」でした。
もう一つのポイントは「前治療歴」を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変に適応があるということ。
「全治療歴」とは、 「NS5A阻害剤、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤又はNS5Bポリメラーゼ阻害剤の前治療歴」と添付文書に記載されています。要するに、インターフェロンフリー療法は、全てこれに該当します。
【用法・用量】
1. 前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
「リバビリン(レベトール)との併用において、通常、成人には、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を24週間経口投与する」
※エプクルーサと併用されるリバビリンはレベトールのみ(コペガスには適応なし)。
2. C型非代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善
「通常、成人には、1日1回1錠(ソホスブビルとして400mg及びベルパタスビルとして100mg)を12週間経口投与する」
つまり、
・エプクルーサ+レベトール→前治療歴を有するC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変→24週間
・エプクルーサ単独→ C型非代償性肝硬変→12週間
ということになります。
それでは「服薬指導のエッセンス」掲載表に追加しておきます。
なお、以下の過去記事も参考にしてください。