ケラケラ 東京に要求は、ないかね。
すべてが終わった。
私はベッドで
燃え尽きたように
動けなくなった。
「mioさんの身体は
すごいポテンシャルを
持っているね。
Hができない身体なんかじゃ
ないよ。」
A氏が言った。
ずっとその言葉が聞きたかった。
Hができないのは
私の身体のせいじゃ
なかったんだ…
私はA氏の言葉に安堵した。
「そうなんですか…
でも途中から
何がどうなったのか・・
気持ちよかったのか
どうかさえも
よくわからないんです。」
私は今感じている気持ちを
正直に告白した。
「mioさんは
セックスで気持ちいい
思いをしてこなかったから
セックスを嫌だと
思っていた。
それに
うつ病だったこともあって、
脳がすぐには
『快』を認識できなかったのでは
ないかと思うよ。」
A氏は言った。
なるほど・・・
今回の出来事は
私にとっては刺激的過ぎて
身体が反応しても
脳がついていけなかったんだ・・
それにしてあの私の身体の
『悦びよう』はすごかった・・
その後、A氏と私は
ホテルを出て
最寄りの駅まで
並んで歩いた。
A氏は私の腰に手を置いて
エスコートするように
歩いてくれた。
しばらくすると私は
不思議な感覚に包まれた。
「え?骨盤がおかしい!」
骨盤(仙骨)のあたりが
ほわっと暖かく感じる。
そして気持ちにも変化が
現われる。
「あの、腰がとっても暖かくて・・
それに気持ちが・・・
えっと、えっと、この気持ちは・・
愉快!!(笑)」
そう言った途端、私は
笑いが止まらなくなった。
よくわからないけど、
理由はないのに、
嬉しくて、楽しくて、幸せで・・
そんな感情が身体の底から
湧いてきた。
そんな感情が
自分にまだ残っていたことが
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて。
私は一人でケラケラと
笑っていた。
身体が悦んでいる!
愉快!!
Hをして、こんな感覚になったのは
初めてだ。
スローセックスをしたときは
脳はまだ快感を認識できなくて
何が何だかわからなかったが、
今、身体が「気持ちよかった」と
言っている。
今、心が「幸せ」と言っている。
それだけは間違いなかった。
さようなら、ケラケラ
係りだったママたちも楽しかったよ
ケラケラ にんげん、岩田のつもりです。
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まさか 八乙女の名前出てくるとは