プロテアナビ
こんにちは^__^
皆さんは、「酵素」とは聞いた事がありますよね。
以前の記事で、「癌患者は酵素が足りない」といった内容を書きました。
現在、世界中で注目されている、植物界の「天然の酵素」が、ガン細胞を、抗がん剤より殺す事が研究で明らかになっています。
抗ガン作用のある天然酵素が、抗癌剤より優秀だと言われる理由があります。
それは、「選択的細胞毒性」という性質を持つ為です。
この選択的細胞毒性という性質は、他の健康な細胞には全く影響を与えずに、癌細胞だけに攻撃します。
これは、自然界に存在する物質にしかない特殊な性質です。
どんな抗ガン剤や優秀な化学治療も、この性質を真似る事はできません。
詳しくは以前の記事をご覧下さい→
そこで今回は、世界一、注目されている「天然の酵素」をご紹介します^__^
皆さんは、一度は食べた事があると思います!
何でしょう?
そのフルーツは「食物酵素の王様」と呼ばれています。
「パパイヤ」です!
ただし、「青パパイヤ」です^__^
それでは早速、なぜ青パパイヤの酵素が優秀なのか、ご紹介します!
■酵素とは一体何?
酵素は、食物の消化や栄養の吸収、皮膚、骨の生成、排泄、新陳代謝や免疫の向上など、私たちの身体に重要な働きを持っている成分です。もし、酵素が不足すると食物を分解できなくなり、栄養が吸収されなくなります。また、蓄積された有害物質も排出できずに体内で蓄積し、様々な病気を引き起こしてしまいます。
■パパイヤと青パパイヤの違いは?
基本的には、同じフルーツです。パパイヤになる前(熟す前)をグリーンパパイヤ、青パパイヤと呼んでいます。
青パパイヤには「パパイン」という、たんぱく質を分解する酵素が豊富に含まれています。また、たんぱく質の分解を助けるだけでなく、脂質や糖質の分解にも働きかけ、エネルギーの産出をサポートします。
青パパイヤに含まれる酵素の量は、成熟したパパイヤの10倍です。この酵素は黄色く実が熟すにつれて減少してしまいます。
■なぜ、「青パパイヤ酵素」が注目されてるか?他の酵素とどこが違う?
●三大栄養素全てを分解する
青パパイヤは、「食物酵素の王様」と言われています。パパイヤに含まれている酵素を「パパイン」と言います。 このパパイン分解酵素は医薬品指定されており、幅広く医療の現場で用いられています。 パパイヤは消化酵素がもっとも多い植物と言われています。たんぱく分解酵素「プロテアーゼ」、脂肪分解酵素「リパーゼ」、糖分分解酵素「アミラーゼ」の三大栄養素すべてを分解する酵素が含まれる稀な食物です。その為、栄養を分解・吸収する力に優れ、「酵素の王様」と呼ばれています。
●100℃の温度でも酵素活性を失わない
食物酵素はタンパク質の一種で、熱に弱い物質です。ほとんどの食物酵素は42~48度で活性を失います。しかし、青パパイヤに含まれる酵素は100℃の温度でも酵素活性を失いません。
■青パパイヤの効果
①免疫力を高める
青パパイヤに関しては、様々な研究結果がでていますが、イタリアの研究結果で、青パパイヤを食べると免疫グロブリンAが優位に活性化する事が明らかになっています。また、人間の体の抗酸化に必要な、大切な酵素群、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)が活性化される為、免疫力を向上します。
②胃腸の働きを良くする
青パパイヤにはタンパク質を強力に分解してくれるパパイン酵素が含まれています。パパイン酵素は、腸の蠕動運動が活発化し、腸に残留されている、消化されていないタンパク質を分解し、便通をよくし、腸内をデトックスしてくれます。
消化に時間のかかる、肉類や魚といったタンパク質の消化を早めてくれる為、胃腸の弱い方にはお勧めです。
③栄養価が豊富
青パパイヤは、明治時代に日本に伝わりました。当時は長寿にちなんだ、万寿果(まんじゅか)という名前で呼ばれていました。現在も長寿で知られる沖縄の国頭郡では、命の薬と呼ばれていて、産後の体力回復や母乳の出を良くしたり、心臓病などに効果があると言われています。青パパイヤの栄養はバランスが良く、食物繊維、葉酸、ビタミンC、カロテノイド、カルシウム、カリウム、鉄分、の6つの重要栄養素だけでなく、18種類のアミノ酸、パパイン酵素もまんべんなく摂取する事ができます。
④ダイエット効果
パパイヤは、消化酵素がもっとも多い植物と言われています。タンパク質分解酵素「プロテアーゼ」、脂肪分解酵素「リパーゼ」、糖分分解酵素「アミラーゼ」の三大栄養素すべてを分解する酵素が含まれる稀な植物です。その為、栄養を分解・吸収する力に優れ、ダイエットに非常に効果的です。
⑤美肌効果・体臭予防
青パパイヤに多く含まれるビタミンCとポリフェノールは美容効果が高く、肌のシミやくすみのトラブルの予防、コラーゲンの合成を助けてくれるため、美しい肌を目指す女性には必要は栄養素です。更に、パパイン酵素には、皮膚の治療薬など薬品にも応用されています。また、アトピー治療に使われるビオチン、ビタミンCをはじめ、紫外線や化粧品の油分が原因で生まれる活性酸素を除去するさまざまな抗酸化成分が多く含まれている為、肌の炎症を鎮静し、古くなった細胞を分解し、体臭予防にも効果的です。
⑥生活習慣病予防・デトックス効果
青パパイヤには赤ワインの約7.5倍ものポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは非常に抗酸化作用の強い物質で、日常生活の紫外線、大気汚染、ストレス、食品添加物などで過剰になった活性酸素を除去してくれる働きがあります。活性酸素を除去することにより、しみ・シワなど様々な老化現象の予防に効果があります。
ポリフェノールは活性酸素の過剰発生を予防する他にも
脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、心臓病、生活習慣病の予防などが期待されています。
グリーンパパイヤの果実や葉には、赤ワインの約7.5倍ものポリフェノール、β‐クリプトキサンチン、イソチオシアネート、カルパインなど、活性酸素を除去する強力な抗酸化作用を持つ栄養素が含まれています。日常生活の紫外線、大気汚染、ストレス、食品添加物で過剰になった活性酸素を除去する事で、ガン、動脈硬化、肌あれ、アトピー、老化、糖尿病、その他さまざまな身体のトラブルを予防してくれます。
⑦ガン予防
オーストラリアの原住民や東南アジア地方で素朴な生活をしている人々は、ガンの発生率が低いと言われています。そんな彼らに共通しているのは、「パパイヤの葉を煎じて飲む」という民間療法が古くから伝わっていました。パパイヤに含まれる数々の酵素や、抗酸化能を含む成分が複合的に作用し、結果的にガンの予防や代替治療に有効とされています。
青パパイヤには、イソチオシアネートという成分が豊富に含まれていて、フルーツの中でトップクラスです。この成分は、ワサビや大根おろしなどに含まれる「辛み」の元になっている成分です。イソチオシアネートは体内の解毒酵素の働きを促進したり、抗酸化力を高める働きがあります。体内に発生した有毒な物質を無毒化するのにも役立つと言われ、がんの食事療法でも注目されています。
その為、青パパイヤは、「NO.1のデットクスフルーツ」として注目を集めています。
■青パパイヤの摂取方法
パパイヤを1日200g食べると解毒効果が期待でき、一度食べると解毒作用は3日近く続きます。ただ、日本だと、青パパイヤは、スーパーなどでは販売している所は、沖縄でないと、ないかもしれません。例え、見つけても,硬いので、作るのは少し面倒で、続ける事は難しいかもしれません。簡単な方法は、タイ料理店に行って「青パパイヤサラダ」を摂取する事です。
私も、実際に青パパイヤを購入し、色々とアレンジしてみたのですが、「青パパイヤサラダ」が一番美味しいと思います。
ただ、常食は難しいため、優秀な「青パパイヤ酵素」をお勧めします。
青パパイヤの栄養、酵素をそのまま閉じ込めたパウダーです。
「バイオ・ノーマライザー」は、世界一の青パパイヤの栄養を独自の製法で詰め込んだ、最高級のパパイヤ酵素です。
3大栄養素を全て分解する青パパイヤは「命の薬」と呼ばれていて、健康・美容だけでなく、医学面でも多数の研究結果がでています。
※商品に関するお問い合わせ
電話:03-6273-0084
メール:
沢山の酵素商品が販売されていて、多数の種類のフルーツや野菜が原材料となっていたり、「結局どの商品が良いですか」という問い合わ
せをよく頂きます。
酵素関連の商品は、多数の企業様から頂き、どれも素晴らしいです^__^
ただ、私はシンプルで効果がはっきりと出る物が好きなので、「青パパイヤ酵素」「パイナップル」「」の3つをお勧めし
ていますし、自分でも食べています。
私は、胃腸が弱いのですが、この3つを摂取していると、胃腸の調子が明らかに良くなるので、肌状態も良くなり、疲労回復力も早い
し、身体の調子が良くなります^__^
以上です
IFA MOE
これ以上何を失えばプロテアは許されるの
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さて本日は酵素特集その後半戦の記事となります!
前回は【酵素“こうそ”】という物質が一体何ものでどのような効果を持っているのか?また現在どのように利用されているのか?を簡単に解説しました。
酵素とは主に特定物質を「分解」するタンパク質の一種で、
消化分解などの生体活動で非常に重要な役割を担っています。
さらにその作用を応用して昨今では化粧品やサプリメント、洗剤などの分野でも利用が進められてきていますね!
詳しくは前回の記事をご確認ください!↓
▶
そこで今回はその特殊な作用の裏側に隠された(?)酵素の『弱点』や『デメリット』についてまとめていきたいと思います!
まぁ酵素系の話はかなり以前から沢山の方が注意喚起しているため
聞いたことのある内容も多いとは思いますが、
ご存知だった方も再確認して頂ければ幸いです!
◎酵素の弱点 ・・・【とても壊れやすい!】
『酵素』という物質は上記でも解説しているように「タンパク質」の一種ですが、
タンパク質はとても構造の壊れやすい『球状タンパク質』と比較的頑丈な『繊維状タンパク質』の2種類に大きく分類できます。
<球状タンパク質>・・・分子量が比較的小さく壊れやすい。特殊な生理作用を有する場合が多い。
- アルブミン
- ミオグロビン
- ヘモグロビン
- 白血球&赤血球
- 酵素類 など
体内で多くの生理的な作用を担当しているタンパク質で、
膨大な種類が存在していて動物の生命活動にとても大切な働きをしています。
非常に小さく一般的には肉眼で見ることは出来ません。
ただしその特殊な作用を持つ所以から
自分にとって適切な環境以外では構造が破壊されやすく、
様々な外部要因でその機能を失う特徴があります。
これは予めそのタンパク質が体内の別の部位に運ばれた時に不要な活動をしないように設計されているからとも言われていますね。
卵白の主成分は「アルブミン」という球状タンパク質ですが、
これも多少加熱しただけで固まってしまいますし非常に脆い特徴が見受けられます。
<繊維状タンパク質>・・・コラーゲンやケラチン、エラスチンなど生き物の構造骨格や外殻を形作っている超巨大なタンパク質で、これは実際に眼で見ることも可能です。
皮膚や髪や爪はケラチンの固まりですし、皮膚の内部の肉質や軟骨などはコラーゲンの固まりです。
あまりに巨大なので比較的強靭で頑丈に出来ているものが多いですね。
酵素はこのうちの代表的な『球状タンパク質』です。
こちらは唾液の中に含まれている「糖」を分解する酵素【アミラーゼ】ですね。
ぐちゃぐちゃしていてとっても複雑な構造をしているのが分かるかと思いますが、、
酵素を含め球状タンパク質のイメージは『精密機械』を連想して頂くと良いと思います。
様々な回路を組み込んだ複雑極まりないカラクリ仕掛けなので、
ちょっとした衝撃や浸水などなどでいとも簡単に壊れてしまいますね。
酵素も同じくちょっとした刺激や自分が得意な環境以外に晒されると簡単に壊れてしまいます。
例えばアミラーゼはpH=7程度の中性環境でなければ上手に作用せず、
強酸などにさらされると簡単に壊れてしまう酵素です。
このような「強酸で破壊される」という酵素は非常に多く、
強酸に耐性を持っていないほぼ全ての酵素は【胃】で胃液(塩酸)により破壊されてしまいます。
胃液中で活動可能の酵素は先の記事でも紹介した『ペプシン』などのタンパク質分解酵素が基本で、
サプリメントなどで沢山の種類の様々な酵素を体内に摂り入れたとしても
胃酸で破壊されてしまうためほとんど何の効果も得られない場合が多いのです。
このことからサプリメントとして摂取する『酵素』にはダイエット作用や消化促進の効果などが期待されていますが、
そのほとんどが実際には何の効果も無いのではないか?と噂されています。
中には強酸性条件で動く酵素もあるので全く効果無しと言うのは言いすぎかもしれませんが、
少なくとも人間の体内で働ける酵素はとても稀であり
実際に野菜などから酵素そのものを摂り入れたとしても
野菜と人間の体内では環境が全く異なるため
そういった類の酵素はほぼ無意味と考えるのが自然です。
◎酵素のデメリット①・・・【皮膚・粘膜曝露でアレルギーのリスク
!?】
これは一般に化粧品や衣類洗剤などで利用したときの問題として指摘されていることですが、
一部の酵素は使用の仕方や触れる部位によってアレルギーを誘発するリスクがあります。
そもそも酵素のような【球状タンパク質】はウイルスや細菌などと形が似ている場合があるため
本来の経路以外で体内に不当に侵入して来た場合に免疫機能が誤作動してアレルギーを発症してしまうことがあるのです。
これは少し前のリスク研究でも明らかになっており、
▶
特に『パパイン』などのタンパク質分解酵素がバリア機能を失った皮膚や粘膜から侵入してきた際に
有意にこのようなリスクがアップすることが度々注意喚起されています。
パパインを含めたタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)は近年化粧品や衣類洗剤に頻繁に利用されておりますが、
アトピーなどで肌が弱っている人や眼粘膜周囲での使用、さらに下着などの衣類の洗浄などが
このアレルギーの誘発に寄与する可能性が十分にあります。
ちなみに、
食品として経口摂取したときの酵素のアレルギーや毒性のリスクは、
国内外の文献を調査してもほとんどヒットしません。
つまり食品としての酵素の摂取は基本的にはほぼ安全であるということです。
これは当然と言えば当然ではあります。
確かに球状タンパク質はアレルゲンとして働く率が非常に高い物質ですが
胃などの消化器を通すとほとんどの酵素が破壊されてペプチドやアミノ酸まで分解されるため
血中などに取り込まれる際には無害の物質に変わっているのです。
なので経口摂取ではほとんどの酵素が無害ということになります。
むろん破壊されてしまう以上積極的な摂取に意味があるか?というとかなり微妙ですが、
安全性の面では一応クリアしていると言えそうですね。
ただ上記のように「皮膚」や「粘膜」など消化作用を持たない器官からの侵入では酵素がそのままの形で体内に取り込まれてしまうため、
アレルギーを発症するリスクが生じるというわけです。
(逆に食用の酵素も分解されずに吸収されるような場合には十分アレルギー発症のリスクを持つということでもあります。)
◎酵素のデメリット②・・・【皮膚接触で刺激の原因にも!】
また当ブログでも何度も何度も扱っている話ですが、
化粧品や洗剤に配合されている『タンパク質分解酵素』は皮膚の表面の角質がタンパク質であることを応用して配合されています。
タンパク質を分解して普通の洗剤だけでは落としきれない角質汚れなどをより強く落とせるようになっているわけですね。
これを強く作用させれば例えば「毛穴の角栓」や「カサカサの皮向け」などもツルッと落とせるようになるため、
パパインやプロテアーゼなどを配合した「酵素洗顔料」は常に女性人気の高いアイテムとなっています。
しかしよくよく考えてみれば老廃角質や角栓だけではなく普通の皮膚そのものも同じタンパク質の固まりです。
実際には要らない角質だけ分解されるわけではなく健常な皮膚も分解作用を受けてしまうため、
このタイプの洗顔料などを毎日使用すると、
どんどん健康な肌が削られていって正常な肌バリアを失ってしまうことも想起されます。
このリスクは巷に溢れる「ピーリング系コスメ」と同じです。
▶
特にバリアが弱まると様々な外部刺激によって炎症を起こしやすくなるので、
酵素系の洗顔料は使用しても【週に一回程度】を目安に使用するのがベターです。
さらに、
衣類洗剤に配合されている「酵素」も皮膚刺激の一因になることがあります。
酵素は複雑な構造をしているので衣類にも残留しやすく濯ぎ一回程度では基本的には完全に洗い流されることはありません。
洗浄後の衣類(肌着等)に残った酵素が肌に付着するとタンパク質を分解して痒みに繋がることがあります。
ちなみにかずのすけもアトピーですが、
やはり酵素入りの洗剤を使うと肌着が触れた部位がとても痒くなります・・・。
洗濯物が原因の肌荒れやアトピーの症状は柔軟剤とセットでこの「酵素」も大きく関係していると僕は考えています。
出来れば肌が弱いお子さんなどの衣類の洗浄は、
酵素の入っていないものを使用する方が安心です。
◎酵素の弱点とデメリットまとめ
というわけで以上をまとめるとこのような感じになります!
個人的には「酵素」という成分を食品で補給したり化粧品や洗剤に利用するのはあまり良いことばかりではないのではないかと考えています。
人によっては得られるメリットよりデメリットの方が大きくなってしまう場合がありますので、
酵素系の商品を利用する場合には必ずその機構や弱点を理解して上手に使用したいところです。
あとそう言えば上に書く部分がなかったのですが、
酵素は酸性やアルカリ性などのpH環境だけでなく、冷たい暖かいなどの「温度条件」にも大きく依存してその効果の強さを変えます。
こういう不確定な要素が多いだけに消費者が軽い気持ちで使用するには少し荷が重いのではないかと思うことも多いです。
なんだか一般的には【酵素=とりあえず良い物】みたいに扱われていますが、
正直なところこれはメーカーさんの単なるイメージ戦略でしかないのではないでしょうか。
実際には酵素という成分は中々特殊な成分ですので
イメージだけでとりあえず使ってみようとか食べてみようとか考えるのではなく
ちゃんとその物質がどういうものなのかを理解して正しくご利用頂きたいと思います。
もちろんこれは「酵素」だけに言える話ではありませんけどね!
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さて本日は酵素特集その後半戦の記事となります!
前回は【酵素“こうそ”】という物質が一体何ものでどのような効果を持っているのか?また現在どのように利用されているのか?を簡単に解説しました。
酵素とは主に特定物質を「分解」するタンパク質の一種で、
消化分解などの生体活動で非常に重要な役割を担っています。
さらにその作用を応用して昨今では化粧品やサプリメント、洗剤などの分野でも利用が進められてきていますね!
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そこで今回はその特殊な作用の裏側に隠された(?)酵素の『弱点』や『デメリット』についてまとめていきたいと思います!
まぁ酵素系の話はかなり以前から沢山の方が注意喚起しているため
聞いたことのある内容も多いとは思いますが、
ご存知だった方も再確認して頂ければ幸いです!
◎酵素の弱点 ・・・【とても壊れやすい!】
『酵素』という物質は上記でも解説しているように「タンパク質」の一種ですが、
タンパク質はとても構造の壊れやすい『球状タンパク質』と比較的頑丈な『繊維状タンパク質』の2種類に大きく分類できます。
<球状タンパク質>・・・分子量が比較的小さく壊れやすい。特殊な生理作用を有する場合が多い。
- アルブミン
- ミオグロビン
- ヘモグロビン
- 白血球&赤血球
- 酵素類 など
体内で多くの生理的な作用を担当しているタンパク質で、
膨大な種類が存在していて動物の生命活動にとても大切な働きをしています。
非常に小さく一般的には肉眼で見ることは出来ません。
ただしその特殊な作用を持つ所以から
自分にとって適切な環境以外では構造が破壊されやすく、
様々な外部要因でその機能を失う特徴があります。
これは予めそのタンパク質が体内の別の部位に運ばれた時に不要な活動をしないように設計されているからとも言われていますね。
卵白の主成分は「アルブミン」という球状タンパク質ですが、
これも多少加熱しただけで固まってしまいますし非常に脆い特徴が見受けられます。
<繊維状タンパク質>・・・コラーゲンやケラチン、エラスチンなど生き物の構造骨格や外殻を形作っている超巨大なタンパク質で、これは実際に眼で見ることも可能です。
皮膚や髪や爪はケラチンの固まりですし、皮膚の内部の肉質や軟骨などはコラーゲンの固まりです。
あまりに巨大なので比較的強靭で頑丈に出来ているものが多いですね。
酵素はこのうちの代表的な『球状タンパク質』です。
こちらは唾液の中に含まれている「糖」を分解する酵素【アミラーゼ】ですね。
ぐちゃぐちゃしていてとっても複雑な構造をしているのが分かるかと思いますが、、
酵素を含め球状タンパク質のイメージは『精密機械』を連想して頂くと良いと思います。
様々な回路を組み込んだ複雑極まりないカラクリ仕掛けなので、
ちょっとした衝撃や浸水などなどでいとも簡単に壊れてしまいますね。
酵素も同じくちょっとした刺激や自分が得意な環境以外に晒されると簡単に壊れてしまいます。
例えばアミラーゼはpH=7程度の中性環境でなければ上手に作用せず、
強酸などにさらされると簡単に壊れてしまう酵素です。
このような「強酸で破壊される」という酵素は非常に多く、
強酸に耐性を持っていないほぼ全ての酵素は【胃】で胃液(塩酸)により破壊されてしまいます。
胃液中で活動可能の酵素は先の記事でも紹介した『ペプシン』などのタンパク質分解酵素が基本で、
サプリメントなどで沢山の種類の様々な酵素を体内に摂り入れたとしても
胃酸で破壊されてしまうためほとんど何の効果も得られない場合が多いのです。
このことからサプリメントとして摂取する『酵素』にはダイエット作用や消化促進の効果などが期待されていますが、
そのほとんどが実際には何の効果も無いのではないか?と噂されています。
中には強酸性条件で動く酵素もあるので全く効果無しと言うのは言いすぎかもしれませんが、
少なくとも人間の体内で働ける酵素はとても稀であり
実際に野菜などから酵素そのものを摂り入れたとしても
野菜と人間の体内では環境が全く異なるため
そういった類の酵素はほぼ無意味と考えるのが自然です。
◎酵素のデメリット①・・・【皮膚・粘膜曝露でアレルギーのリスク
!?】
これは一般に化粧品や衣類洗剤などで利用したときの問題として指摘されていることですが、
一部の酵素は使用の仕方や触れる部位によってアレルギーを誘発するリスクがあります。
そもそも酵素のような【球状タンパク質】はウイルスや細菌などと形が似ている場合があるため
本来の経路以外で体内に不当に侵入して来た場合に免疫機能が誤作動してアレルギーを発症してしまうことがあるのです。
これは少し前のリスク研究でも明らかになっており、
▶
特に『パパイン』などのタンパク質分解酵素がバリア機能を失った皮膚や粘膜から侵入してきた際に
有意にこのようなリスクがアップすることが度々注意喚起されています。
パパインを含めたタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)は近年化粧品や衣類洗剤に頻繁に利用されておりますが、
アトピーなどで肌が弱っている人や眼粘膜周囲での使用、さらに下着などの衣類の洗浄などが
このアレルギーの誘発に寄与する可能性が十分にあります。
ちなみに、
食品として経口摂取したときの酵素のアレルギーや毒性のリスクは、
国内外の文献を調査してもほとんどヒットしません。
つまり食品としての酵素の摂取は基本的にはほぼ安全であるということです。
これは当然と言えば当然ではあります。
確かに球状タンパク質はアレルゲンとして働く率が非常に高い物質ですが
胃などの消化器を通すとほとんどの酵素が破壊されてペプチドやアミノ酸まで分解されるため
血中などに取り込まれる際には無害の物質に変わっているのです。
なので経口摂取ではほとんどの酵素が無害ということになります。
むろん破壊されてしまう以上積極的な摂取に意味があるか?というとかなり微妙ですが、
安全性の面では一応クリアしていると言えそうですね。
ただ上記のように「皮膚」や「粘膜」など消化作用を持たない器官からの侵入では酵素がそのままの形で体内に取り込まれてしまうため、
アレルギーを発症するリスクが生じるというわけです。
(逆に食用の酵素も分解されずに吸収されるような場合には十分アレルギー発症のリスクを持つということでもあります。)
◎酵素のデメリット②・・・【皮膚接触で刺激の原因にも!】
また当ブログでも何度も何度も扱っている話ですが、
化粧品や洗剤に配合されている『タンパク質分解酵素』は皮膚の表面の角質がタンパク質であることを応用して配合されています。
タンパク質を分解して普通の洗剤だけでは落としきれない角質汚れなどをより強く落とせるようになっているわけですね。
これを強く作用させれば例えば「毛穴の角栓」や「カサカサの皮向け」などもツルッと落とせるようになるため、
パパインやプロテアーゼなどを配合した「酵素洗顔料」は常に女性人気の高いアイテムとなっています。
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実際には要らない角質だけ分解されるわけではなく健常な皮膚も分解作用を受けてしまうため、
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どんどん健康な肌が削られていって正常な肌バリアを失ってしまうことも想起されます。
このリスクは巷に溢れる「ピーリング系コスメ」と同じです。
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特にバリアが弱まると様々な外部刺激によって炎症を起こしやすくなるので、
酵素系の洗顔料は使用しても【週に一回程度】を目安に使用するのがベターです。
さらに、
衣類洗剤に配合されている「酵素」も皮膚刺激の一因になることがあります。
酵素は複雑な構造をしているので衣類にも残留しやすく濯ぎ一回程度では基本的には完全に洗い流されることはありません。
洗浄後の衣類(肌着等)に残った酵素が肌に付着するとタンパク質を分解して痒みに繋がることがあります。
ちなみにかずのすけもアトピーですが、
やはり酵素入りの洗剤を使うと肌着が触れた部位がとても痒くなります・・・。
洗濯物が原因の肌荒れやアトピーの症状は柔軟剤とセットでこの「酵素」も大きく関係していると僕は考えています。
出来れば肌が弱いお子さんなどの衣類の洗浄は、
酵素の入っていないものを使用する方が安心です。
◎酵素の弱点とデメリットまとめ
というわけで以上をまとめるとこのような感じになります!
個人的には「酵素」という成分を食品で補給したり化粧品や洗剤に利用するのはあまり良いことばかりではないのではないかと考えています。
人によっては得られるメリットよりデメリットの方が大きくなってしまう場合がありますので、
酵素系の商品を利用する場合には必ずその機構や弱点を理解して上手に使用したいところです。
あとそう言えば上に書く部分がなかったのですが、
酵素は酸性やアルカリ性などのpH環境だけでなく、冷たい暖かいなどの「温度条件」にも大きく依存してその効果の強さを変えます。
こういう不確定な要素が多いだけに消費者が軽い気持ちで使用するには少し荷が重いのではないかと思うことも多いです。
なんだか一般的には【酵素=とりあえず良い物】みたいに扱われていますが、
正直なところこれはメーカーさんの単なるイメージ戦略でしかないのではないでしょうか。
実際には酵素という成分は中々特殊な成分ですので
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