あなたのエクササイズを見てあなたを見つけてくれる人は必ずいます。

今日はみおの入院している病院に

いつもお読み頂いてありがとうございます。

 

ただいま扁桃腺炎で悶絶中です。大人になってから扁桃腺が腫れやすくなり、季節の変わり目には必ず扁桃腺が腫れ上がります。先週から予兆がありつつ過ごしていたら、花火大会の後、悪化してしまいました〜

 

そんな訳で色々ネタはありつつ更新が滞っておりました。

 

 

何か新しい道に踏み出した時に必ず「ドリームキラー」という反対する人が現れます。

私も何しろ３３歳という年で、突然「女優になる」と言い出し、留学までしてしまう訳ですから、ドリームキラーがいました。

 

 

そしてその後、留学を決めてNYに行ってからは、「応援しています。」という人も増えてきました。

ところが、そういう自称「あなたのファンです。応援しています。」という人の中にビミョーな人が現れました。

 

 

それは男性であれば、「応援しています。」と言いながら、デートに誘ってきたり。

公演を見に来てくれるのはいいのですが、プロデューサー気取りで、しつこいダメ出しをしてきたり。

それも、最後には個人的に会い、性的関係に持ち込もうという魂胆が見え見えのメッセージを送ってきたりします。

 

 

女性であれば、「応援しているね。」と言いながら、「なんでそんな作品に出たの？」とか、「今のヘッドショットより、昔の方が好きです。」とか、ブログを読んで、「あなたの考え方のこういうところが好きではない。」と、こんこんと説いてくる人などです。そして、「意見として参考にするね。」と交わしても、「そういう態度がよくない」とか、「女優とは、人気商売なのだから、○○すべき」という「べき」やら根性論を振りかざして、結構しつこく絡んできます。

 

「あなたはこう思ったのね。でも私はこういう考えでやっているよ。」という対話が成立せず、ヒステリックで、そちらの論調に説き伏せようというのが特徴です。

 

そしてこういう方たちは、面識があるだけの知人程度であるところがポイント。さらに私の場合、ご自身が「アーティスト」である方が結構多いです。

 

 

私はNYでコネなし、経歴なしの全くの無名で活動をしていました。自分のやりたい事をやりたかったのでNYの日本人コミュニティーとも付き合いがほとんどありませんでした。そういう中でオーディションも全て自分で選んで受け、役を勝ち取る・・・という事を３年間やってきました。戦うものがあるとしたら、自分自身だけだったと思っています。

 

 

当事者よりもその人の事がよく見えるという事はあるかもしれません。でもそれでも勝負をしている当人にしかわからない事が沢山あります。それをなんのリスクもないいわば外野から、「ああすればいいのに。こうすればいいのに。」というのは、ただの雑音でしかありません。

 

こういう自分に似た「生きづらさ」「不器用さ」を持つ人に強烈に共鳴して、応援するタイプの人は、「ブロックド・アーティスト」である可能性があります。

 

「ブロックド・アーティスト」とは簡単にいうと、作家、画家、歌手、女優など自分のクリエイティビティを生かして、アーティストとして生きていきたいと思っているのに、心の根底に

 

「自分は十分ではない。」

 

という思いを抱えていて、その道に踏み出せない、または踏み出してもつまずいてしまう人を指します。

 

またその信念から、枝葉の様に、「アーティストでは食べられない。」「女性（あるいは）男性がアーティストとしてやっていくのは難しい。」などと言った様々な信念体系を持ち、身動きが取れない状態です。

 

詳しくは、ジュリア・キャメロンの「ずっとやりたかった事をやりなさい。」をご覧いただければと思いますし、これはエクササイズ本としても良書だと思います。

 

 

 

 

ブロックド・アーティストで踏み出せない人が、最初は純粋に、「自分ができなかった事」を「自分のような人が」しているという事で、最初は応援する気持ちがあるかもしれません。

けれども私の経験上、本当に才能のある人はその人のタイミングで学び、伸び、チャンスを掴んでいきます。

 

 

そうすると「応援する立場だった人」はそういう「自分みたいだった人」が、飛躍的に伸びて、本当に夢を叶えてしまった場合に、途端にもやもやとした嫉妬の「念」が出てくるのではないかと思います。

 

 

 

余談ですが、ここに恋愛関係が混じっている場合も役者の場合は多く厄介です。

 

 

例えば、売れない俳優の彼を支える形で女優の夢を諦めて、彼を支えるような場合。

 

 

俳優の彼がたまたまチャンスを掴んだ場合、才能に対してコミットメントがあれば、そのチャンスを土台としてどんどん精神的にも、アーティストとしても伸びていきます。そうなった時にこの元女優の彼女はだんだん重い存在になってきたりします。

 

 

未熟なアーティストだった彼にとっては、初めのうち、元女優の彼女は才能を認めて励ましてくれる存在だったかもしれません。また経済的にも助けてくれる、甲斐甲斐しく世話をしてくれる・・・となれば、彼にとってうってつけでしょう。

けれども成長した彼は、そのような彼女からの精神的な支えをもはや必要としなくなります。さらには、「ああすれば」「こうすれば」という彼女の良かれと思うアドバイスが重荷になってきます。

 

そして世界が広がれば新たな出会いも沢山あります。そうなると、「今」の彼にもっとぴったりな女性とも出会っていく・・・。

 

 

これはいわゆる「スタジオママ」も同じメカニズム。自分が叶えられなかったアイドルや歌手などの夢を子どもに託してしまう親も、「我が子の為」という名の下に、かれこれダメ出しを子どもにします。

 

バレエ学校などでは親同士のマウンティング合戦が繰り広げられていますが、こういう不毛な戦いを勝手に挑んでいるのか、そういう人間同士なのか、とにかく比べては落ち込み、絶えず何かをして忙しいのがこの手の親御さんの特徴です。

肝心の子どもの創造性や意欲を親が削いでいる事に気がついていません。

（私が普通の演劇学校をやらないのもこれが嫌だからです・・・・）

 

 

 

 

TEDトーク「」の中でブレネー・ブラウンが次のようなセオドア・ルーズベルトの「競技場に立つ人」という有名なスピーチを引用しています。

 

 

「批判する人に価値はない。観客席から行動した人間を指してどうすれば良かったとか、どんな風につまづき失敗したのかと指摘するだけの人に価値はない。埃と血と汗にまみれて努力した競技場に立つ人に、名誉は与えられるのだ（攻略）」

 

 

この言葉はアーティストに限らず、全ての挑戦する人に与えられる言葉だと思います。

 

 

それは、たった「今」起業しようと、行動をし始めた誰かや、たった「今」、アイドルになろうとレッスン場で汗を流す無名の全ての誰かが素晴らしいという事。

 

 

 

そして「競技場に立つ人」としては、うん億円稼いでいる起業家も、今まさに６畳一間のアパートで起業している人も、ハリウッド俳優も無名俳優も同じように尊いのだという事だと私は思っています。

 

 

 

脚本家の旺季志ずかさんが、吉本坂４８に合格なさって、そのあとファンの方が、「あえての本音」という言い方で批判的なコメントを残されていますが、その「ファンの方」の言葉からは、旺季さんが本当にやり遂げてしまった事への嫉妬しか感じませんでした。上記の「スタジオママ」の様な感じがして、嫌な感じがしました。

この方のブログも拝見しましたが、もともとは旺季さんのイベントの手伝いとかされていて、イベントはべた褒め、「先生」を連呼されているのに、このコメント

正直、「あえて」という言葉で相手をちくっと刺してやろうというネガティブエネルギーしか感じませんでした。

そして本当に思ってくれている人はあんな誰でもが見るところにコメントなど残さず、直接メッセージなり対面なりで言ってくれるものだと思います。

 

 

（規模が違いすぎて、恐縮ですが）私もNYにいた時にそういう見当違いなメッセージやらアドバイスをいただく事は沢山ありました。私は一応そういう意見も「そっかな？」と検討しました。でも今はその必要すらないと思っています。

不愉快であったらそれは別に採用する必要がなしと思っています。

 

 

 

そして自分が嫉妬を感じるような場面にも沢山遭遇しましたから、嫉妬から「批判」したくなる気持ちもわかります。後輩がブロードウェイの舞台に立ったり、自分のもとを離れたパートナーが自分で舞台をプロデュースしたのを目の当たりにして、それこそ胸が掻き毟られるほど苦しい思いをしました。

 

 

でもだからこそ、その嫉妬の下に隠された「人の為」という偽り親切心で本音をオブラートに包んでいる弱虫で醜い自分の本心を見つめる事もできたと思います。

 

 

若いつもりでも一番年齢を気にしている私。

 

若い子に嫉妬している自分。

 

本当は「私なんて受かりっこない」と思っている。

 

「私なんか」と謙遜しているように見せて、主役になりたかった私。

 

 

そして、そういう「嫉妬の数々」には沢山の置き去りにしてきてしまった夢の残骸が行き場所を亡くしてくすぶっていました。

 

 

・本当は、若い頃に思いっきりおしゃれしてちやほやされたかった（「私なんて似合わない」と思っていた。）

 

・本当は、もっと早くにNYに来たかった。（怖くて挑戦できなかった。）

 

・アイドルのオーディションを受けてみたかった。（家族にバレて冷やかされるのが恥ずかしかった。）

 

・サークルのミュージカルで主役をやりたかった。（背の高さやバランスを考えて、本当にやりたい役ではなくて、「なれそうな役」に立候補していました。）

 

 

本当は。本当は。本当は・・・。

 

 

だからこそ「ブロックド・アーティスト」が、外野席に自分を置いて批評家に成り下がっている事がどれだけ無駄であるか痛感しています。

 

そんなにどこかの誰かの活躍が気になるのは、貴方がアーティストであるからに他ならないかではないかと思います。

 

心が、

 

あなたのいる場所は、そこ（観客席）ではないよ。

 

と告げているからではないかと思うのです。

 

そして誰かに吐いた批判の毒は、自分に対する批判。

逆にいえば、そうやって誰かを批判しているから、自分も誰かに「批判」されていると思って、表舞台に立つ事にいつまでもいつまでも二の足を踏んでしまう。

 

やるべき事は自分の中の批評家（インナーマザー）の声に耳を済まして、それをやり過ごしていく事。

その中から本当の魂の望みを見つけて自分を信じて踏み出す事だと思います。

 

 

そしてアーティストをされていてこのような「応援している」ぽい人に出くわした時には、さりげなく距離をおくことをお勧めします。それはアーティストとして貴方がステージが上がった証拠であり、懇切丁寧に相手にする事で、思いがけず足を引っ張られる要因になりかねないからです。

特に自分自身が、アーティストとして痛みや挫折を持っていて、それを乗り越えてきた人は、批判をしてくる�
�の気持ちもわかってしまうから、それを汲み取ってあげようとしすぎてしまう気がします。

 

 

けれども「応援しています」側のブロックド・アーティストにもいつまでも表舞台に立たない言い訳を与え続けてしまうだけでその人の為になりません。そんな事関係なくうざいぐらいにガンガン輝き、鼻につくぐらいの「女王様ぶり」を発揮して、「あいつ調子に乗りやがって。」と思われるくらいになるのが、ちょうどいいのではないかと思っています。

 

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

８月２６日、岡田哲也さんのに伺う予定。（お申し込みは）

どうか、扁桃腺炎が治る様祈っていてください

 

 

■モニター募集中

○女性限定！ミニセッション体験モニター募集中！
　マインドフルネス・アクティングのミニセッション（１時間）を3000円にて体験いただけるモニター様を募集中です。
現在決まっているセッション　（各一名様）
日時：8月２９日（水）1:10〜２:10
         8月２９日（水）3:50〜4 :50
場所：神奈川県大船駅近郊
お申し込みは、よりお願い致します。
場所はお申し込み頂いた方にお伝えいたします。
※グループレッスンでのモニターは、お問い合わせください。

○複数の皆様を対象にマインドフルネスアクティングを体験していただけるイベント企画中！　登録頂いた方にはメールにて開催日程をお知らせいたします。メール登録・モニター応募はお願い致します。詳細を追ってご連絡致します。

 

 

 

お顔を上げて💋✨

人間の 生き生きした感情、

しいては、 

それを表す 「表情」や「しぐさ」は、

未知なものを恐れずに、 

くり返し何かを経験したり、

体験したりすることでしか、 

手に入らないものなのです。 

ですから、 

さあ、お顔を上げましょう。💖✨

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